いつも福岡J・アンクラスに温かいご支援・ご声援を頂き、誠にありがとうございます。

この度、宮本樹奈 選手が現役を引退することとなりましたので、お知らせいたします。
【選 手 氏 名】宮本 樹奈
【ポジション】MF
【生 年 月 日】1997年08月26日
【身長 / 体重】158cm / 52kg
【 出 身 】熊本県
【サッカー歴】
熊本ユナイテッドSC – 開志学園JAPANサッカーカレッジ高等部 – 徳山大学 – 福岡J・アンクラス
【コメント】
今シーズンをもちまして、現役を引退することを決断しました。
まずは、2024シーズンをリーグ降格という形で終わってしまって本当に申し訳ございません。
皆さんの期待に答えられず失望させてしまったこと、深くお詫び申し上げます。
降格してしまい引退することに少し迷いもありましたが、ここで終止符を打つことに決めました。
22年間のサッカー人生を振り返ると本当に色んなことがありました。
楽しかったこと、嬉しかったこと、きつかったこと、苦しかったこと。でも思い返すと楽しかったことや嬉しかったことしかでてきません。
いい事ばかりのサッカー人生ではなかったけど、それも全部ひっくるめて最高のサッカー人生でした。
「楽しいな」だけで始めたサッカーを、ここまで続けるなんて思っていなかったけど、私の生活の中心にはいつもサッカーがありました。
熊本でサッカーを始め、高校で新潟へ行き、大学で山口へ行き、卒業後福岡に来て早5年。
サッカーをしていたからこそ全国に友達ができ、色んなとこへ行くこともできました。
引退しても繋がりは一生物です。
アンクラスでの5年間は、サッカー選手として人として大きく成長できたと思います。
何も分からずただ我武者羅に突き進んだ1.2年目。
年齢的に上から数えた方が早くなった3.4.5年目。
サッカーだけでなくチームにファンを増やすため、たくさんの人から愛されるチームになるため、SNSの発信、地域貢献、色んな場所でのサッカー教室などを行いました。
ファンを増やすことは簡単ではなかったけど、継続していくうちに目に見える形になって、最終的にオルケスタというアンクラス応援団が結成されました。
それまでずっと静まり返っていたスタジアムが、太鼓の音と声援で響き渡るスタジアムへ生まれ変わった時、とても嬉しかったことを覚えています。
私はシーズンの半分以上をリハビリで過ごした1年になりましたが、無駄な1年だったとは全く思っていません。
チームのために今何をすべきか、何が必要かを考えながら過ごせた1年だったと思います。

河島さん。
5年間本当にありがとうございました。
河島さんがいなかったら私はとっくにサッカーを辞めていたと思います。大学4年生のとき、声をかけてもらえていなかったらこんな素敵な経験をすることはできませんでした。いつもどんなときも選手のことを1番に考え、行動してくださっていた河島さん。
時には監督らしく時にはお友達のような河島さんがだいすきです。

えりさん。
年齢もちかいぶん話しやすく、くだらない話をしても笑ってくれて嬉しかったです。
えりさんがいるだけで周りはすごく明るくなっていました。

矢野さん。
3年間テーピングを巻き続けてくれて、リハビリに付き合ってくれてありがとうございました。
あの過酷なリハビリがなかったら、今も走ることすらできていなかったと思います。
めちゃくちゃきつかったけど、あの時乗り越えてよかったなって今ならハッキリ言えます。

メディカルスタッフの皆さん。
診察やリハビリに行くと、いつも明るく接してもらい元気をもらっていました。先生たちのおかげで、しっかり自分の身体とケガに向き合えました。

フロントスタッフの皆さん。
いつも気持ちよくプレーできる環境を作っていただきありがとうございました。ホームゲー厶の日は、誰よりも早く会場へ行き、私たち選手を全力でサポートしてくれました。フロントスタッフの皆さんがいたからこそ、1年間を通して素晴らしい環境の中、リーグ戦を戦い抜くことができました。本当にありがとうございました。

そして一緒に戦ってくれたみんな。
1部昇格を目指して戦っていたけど降格してしまい、皇后杯も初戦敗退で終わってしまって、結果だけで見れば最悪の1年だったけど、その分得たことも多かった1年だったと思います。
これから進む道はバラバラになってしまうけど、それぞれの場所で輝きましょう。
みんなと出会えて本当に良かったです。
絶対またなでしこリーグの舞台にアンクラスを連れて行ってください。

オルケスタの皆さん。
皆さんの応援は本当に最高でした。
皆さんの前でプレーできた時、私のチャントがスタジアム中に響いた時、とても嬉しかったです。
もう一度、スタジアムでチャントを聞きたかったなっていうのが本音です。ベススタで初めて勝ちロコした日のことは絶対忘れません。皆さんが一緒に戦ってくれていると思うだけでとても心強かったです。
新生アンクラス、必ずまたなでしこリーグの舞台に連れて行ってくれると思います。
引き続きアンクラスと共に戦っていただけると嬉しいです。

スポンサーさんであり雇用先の有限会社楽天地さん。
3年前、何も分からない私を優しく受け入れてくれました。
仕事に行くとサッカーで上手くいかなかったこと全てを忘れられ、いい意味でリラックスできる場所でした。皆さんと話せる時間は楽しくて、自然と笑顔になれました。楽天地さんでの3年間の経験は私にとって本当に貴重なものです。
いつもサッカーのこと、ケガのこと気にかけてくださってありがとうございました。
どんなときも1番近くで応援してくれる皆さんの存在はとても心強かったです。
楽天地の経営理念にあるように″自分ではなく縁ある人々の物心ともの幸福の追求″″WOW″を探しながらこれからも自分らしく進み続けます。
社長、美穂さん、社員の皆さん、アルバイトの皆さん本当にありがとうございました。
皆さんのことがだいすきです。
そして、これからもよろしくお願いします。

最後に、ここまで何不自由なくサッカーができるように支え続けてくれた家族。
ホームゲームの時はいつも応援に来てくれて、家に帰った時は美味しいご飯をたくさん食べさせてくれて、くだらない話でたくさん笑わせてくれてありがとう。
最後の1年、ピッチに立っている姿を見せられなくてごめんなさい。
たくさん悩んだサッカー人生だったけど、家族がいたからここまで頑張れました。
私にとって家族の存在は本当に大きかったです。
「じゅなが好きなことをやりなさい」って言葉に甘えて22年間サッカーをやらせてもらいました。
これからはたくさん恩返しさせてください。

5年間アンクラスのエンブレムを背負って戦えたこと、アンクラスでサッカー人生を終えれることが本当に幸せです。
アンクラスの活動を支え続けてくださった企業スポンサーの皆さん、ファン・サポーターの皆さん、私のサッカー人生に関わってくださった皆さん、本当にありがとうございました。
引き続き、アンクラスへのご支援、ご声援よろしくお願いします。